ソリューション 補助金申請でシステム開発が増える背景と、中小企業診断士との協業について
近年、中小企業が業務効率化やデジタル化に取り組む際、
補助金を活用してシステム開発を行うケースが急速に増えています。
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ものづくり補助金
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IT導入補助金
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小規模事業者持続化補助金
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事業再構築補助金
これらの制度では、「ITを活用した業務改善」や「EC連携による売上拡大」が採択されやすい傾向があり、企業のデジタル投資は今後さらに伸びていくと見られています。
その流れの中で重要な役割を担っているのが、中小企業診断士です。
なぜ今“システム開発 × 診断士”の連携が注目されているのか
補助金申請では、
「実現可能性」「費用対効果」「業務改善の具体性」が強く求められます。
しかし現場では次のような課題がよく生まれます。
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ITの専門用語が多く、効果の数値化が難しい
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システム導入による業務改善をどう書けばよいかわからない
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企業側の課題が抽象的で、要件整理が進まない
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見積構成の妥当性を説明する材料が不足している
これらは、診断士の方にとって時間と労力を要するポイントでもあります。
一方、私たちのように業務効率化システムやEC連携を日常的に開発している会社は、
実務データや成功パターンを多数持っています。
つまり、診断士と開発会社が協力することで、
申請の精度が上がり、企業のDXがより現実的に前へ進むという構造が生まれています。
診断士の方々から特に相談が多い領域
私たちがこれまで共同で支援してきた中で、診断士の方から特に要望が多かったのは次の領域です。
● IT導入効果の「定量化」
例:
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月◯時間の作業削減
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入力ミス率△%改善
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在庫回転率の向上
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自動化による人件費削減
● 実現可能性の技術的裏付け
・本当にできるのか?
・どれくらいの工数なのか?
・どんな構成が採択されやすいのか?
● 要件整理
依頼者の「ふわっとした依頼」を整理し、実際のシステム要件に落とし込む作業。
私たちが診断士の方へ提供しているサポート
当社では、補助金申請に携わる診断士の方々に向けて
技術面のサポートを提供しています。
▼ 提供できる主な内容
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業務効率化・EC連携の成功パターンの提供
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効果の定量化に使える数値例
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補助金申請に適したシステム構成テンプレート
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要件整理用ヒアリングシート
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MVP開発(最低限の実装)の相談
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見積構成の妥当性チェック
診断士の方が申請書を作成する際の負担を減らし、
採択率向上に直接寄与する形でご一緒しています。
実際に増えている案件領域
近年は次のようなテーマの相談が特に多く寄せられています。
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在庫管理・受注管理システム
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EC(Shopify / 楽天 / Amazon)との自動連携
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社内業務の自動化システム
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顧客管理・会員サイト
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予約管理システム
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複数拠点のデータ統合
どれも、中小企業の“業務効率化”と“売上向上”に直結する分野です。
まとめ
補助金を活用したシステム開発案件は確実に増えている
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診断士と開発会社が連携することで採択率が上がる
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診断士の負担が大きい“IT部分”を当社がサポート可能
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企業・診断士・開発会社の三者にとってメリットが大きい
当社では、診断士の方からの技術的な相談に対応できるよう、
10〜15分のオンライン相談を随時受付しています。
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補助金案件で使える技術情報がほしい
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IT領域の負担を減らしたい
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クライアントの課題をどう要件化すればよいか相談したい
といった内容でも問題ありません。
企業のDXと補助金申請の両面で、
診断士の皆さまのお力になれることがあれば幸いです。